大会長挨拶


 一般社団法人 日本顎顔面補綴学会 第38回総会・学術大会を当講座で担当させていただき、光栄に存じます。
 奥羽大学の担当は、第17回(2000年:清野和夫 大会長)、第30回(2013年:山森徹雄 大会長)に続く3回目となります。新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため第37回大会の中止という学会史上、初めての経験をし、その翌年ということもあり身が引き締まる思いで準備を進めて参りました。ご存じの通り本大会では講演、発表内容もさることながら質疑応答が重要であり、ディスカッションを通して学会としての方向性や研究の新たな展開が示されることが多いと思います。したがいまして、本会の開催に際しては集会による通常開催をと考え、昨年10月に原稿を提出した顎顔面補43巻2号の開催案内でも、感染収束への期待と皆様にお越しいただいての開催をという個人的希望から通常開催を前堤としたご案内といたしました。しかしながら、2021年1月の段階で6月に集会を安全に開催できる見込みは全く立たず、やむなくWeb開催への変更を学会役員各位にお認めいただくことになりました。
 Web開催とはなりますが、関係各位のご協力のもと、魅力的なプログラム構成となっています。「私たちが提供すべき顎顔面補綴治療」を大会テーマに掲げ、特別講演は本学会の前理事長を務められた鱒見進一先生にお願いしました。鱒見先生が長年手掛けてこられた顎顔面補綴に関する英知と技術をご提示くださるものと思います。またシンポジウムを2本組みました。まずは第37回大会で予定していた「顎顔面補綴の最新エビデンス」を小野高裕先生、塩入重彰先生を中心とする診療ガイドライン委員会の先生方にご担当いただきます。昨年度、更新された本学会の診療ガイドラインへの理解が深まること間違いなしです。さらに「病院歯科における顎顔面補綴治療」と題して、限られた医療環境で顎顔面補綴治療に取り組まれている先生方に、現状と今後の展望をご提示いただきます。口腔がん治療の成績が向上し、超高齢社会となったわが国において、各地域で求められる 顔面補綴治療をどのように提供すべきかについてディスカッションいただきたいと思います。
 顎顔面補綴学の発展のためには本学会のアクティビティを維持する必要があります。皆様と膝を交えて話し合うことができないのは非常に残念ではありますが、是非、多数ご参加いただき、情報を収集し議論を展開くださいますようお願いいたします。

準備委員会・大会事務局

準備委員会・大会事務局:奥羽大学歯学部 歯科補綴学講座(有床義歯補綴学)
準備委員長:松本 知生
〒 963-8611 福島県郡山市富田町字三角堂31-1
TEL:024-932-9304 E-mail:jamp38@den.ohu-u.ac.jp